一つのことに通じるということは、
万事に通じているということ。
19世紀の近代芸術を代表するアーティスト、
William Morris ウィリアムモリス。
テキスタイルデザインだけでなく、
思想・建築・経営などなど、
多方面で多くの実績を残してる。
その偉大なアーティストの図案を、
革に京友禅染めしたもの。

naniwaya shoten
浪速屋商店さんでは、
ウィリアムモリス柄をいくつも染めています。
結構私が小さい頃から見ている柄ですが、
英国御用達のテキスタイルデザイナーの柄ですので、
19世紀のデザインですが、
いつ見ても貫禄があり新鮮に映ります。

丁寧な手仕事から生まれるものを愛したモリスなのですが、
連続したテキスタイルデザインを考案しただけでなく、
細部まで美しく見せる染色加工の技法を、
美しいと思わないものを家においてはならないという思想の元、
考案したことは・・・計り知れないほど尊い。
そればかりでなく、自然美を生活の中に取り込み、
デザインの物語性など、
どの場面を見ても絵になる。
似合う似合わない別として、
眺めてるだけでもお腹いっぱいになる。
子供の頃からみてるけど、
飽きない。きれい。

自然界の美しさは、
人類始まってからずっと、
人々は虜になって憧れてきた。
でも、どんなに真似ても真似ても・・・
なかなか手に入らないほど儚い。
だから、美しいと思う。
まだ私が、かわいらしい若かりし学生の頃、
ウィリアムモリス展を見に行きました。
今度、タイミング合えば、
もう一度見に行こうと思っています。
偉大な図案作家の世界を、
今の自分にはどんな風に映るのか?
楽しみにして(*^^*)
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