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11.15



素材にこだわること。
つまり、上質な革であるということ。

ディテールにこだわること。
すなわち、縫製にこだわるということ。

革を『剥かない』こと。
・・・・・それって、こだわること?

どうしてだろう?





B.stuff

ビースタッフの王道のバッグの一つ。
2WAYトートバッグです。

とてもシンプルな作りですが、
これだけの大きさにも関わらず、
革を継いでないという贅沢なバッグです。

これだけの面を、
こんなにきれいな状態の革一枚で使う贅沢。

とても、かっこ良いバッグです(#^^#)

IMG_8061_convert_20181115185016.jpg

通常、出し入れ口部分には、
マグネットなどが用いられることが多いですが、

これまた贅沢に、
革ひもをくるりんと結ぶんです。

ちょっとしたアクセントになってる。

IMG_8068_convert_20181115185123.jpg

先日、ビースタッフさんにお邪魔して、
いろんな話をしていただいたのですが、
共感できることが沢山あって、
とても心があたたかくなりました。

しかし、一つだけ疑問があって・・・
『革を剥かないことにこだわってる』っておっしゃるんです。

そのとき、すぐすぐどうしてなのか?伺えばよかったのですが、
私の好奇心がブレーキをかけて、
少し自分で考えてみたくなったのでした。

私は、革を薄く剥いて加工しているバッグは好きです。
切りっぱなしやコバ塗りしたものよりも、
すっきり見えるので、やはり好きです。

ビースタッフのバッグは、
切りっぱなしのコバ塗りがほとんどです。
しかも、べたーっとじゃなく、
さらっと塗ってるだけです。

では、何故コバ塗りという作業が必要なのか、
おわかりでしょうか?

革の表面(つるつるした面)と、
裏面(スエード面)は、見た目も質感も違います。

革を切りっぱなしにすると、
表面は問題ないのですが、
裏面はスエードの毛足のケバケバがはみ出してしまうので、
それをはみ出さないように塗り固めるのが、
床塗りやコバ塗りです。

革も部分で質感が違います。
背や肩はしっかりしていますが、
腹の部分は柔らかい分のびやすく、
裏面はケバケバしています。

でも、上質な革になると、
革の厚みをそろえる段階で、
ケバケバした毛足はほぼなくなりますし、
背や肩の革の繊維質が
密で丈夫な部分を使っているので、

切りっぱなしで、ほんの少しコバ塗りをするくらいで、
きれいなんです。

つまり、それほどの上質なものを使っていますよという証で、
『剥かない』ということにこだわっていると思っています。

疑問の答えが正解なのかはわかりませんが、
すぐすぐ答えを求めるより、
ビースタッフのバッグを眺めてたら、
答えをもらった気がしています。

本当の答えは、
またの機会に、伺ってみようと思っていますが、

たぶん、あってると思う。




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