どこかへ行きたくて、
どこへ行こうかわからなくて、
いくつかの行きたい場所を書いて、
あみだくじで決めた。
そして、来た。

白は、とっても白くって、
青は、とっても青くって、
白と青は、どこまでも続く。
穏やかに続く。

白は、なんだか白じゃないようで、
青もなんだか、青じゃないようで。
白を白と決めるのも、
青を青と決めるのも、私。
ほんとうは、何色かの集合体なのに。

白と青の果てしない色の繋がりの中でも、
白と青は、きちんと季節を教えてくれる。
名前はどうでもいいようだ。

何もないところって、測りようがない。
スケールは用無しだ。
そして、自然の中に踏み込むことに、
いつも違和感と喜びを感じる。
自然に手を差し伸べることはタブーだ。
手を差し伸べることで、
自然の中で生きる機能を奪ってしまうから。

見守ることしか出来ないというルール。
でも、見守ってくれることを感じている自然。
野生は、研ぎ澄まされている中に、
必ず絶大な優しさを持ってる。

岬の端の一番高いところに登りたくて、登った。
自分のパノラマいっぱいに景色を収めたかった。
もちろん収まらない。精一杯眺めても。
寝転んでも。いっぱい息を吸っても。
手に入れられないものの多さに、
落胆よりはホッとする。
いつも、そうだ。

一番高いところに登った証しに(?)、
一番高いところに咲いてた花を写した。
岬のあちこちで見かけた花。名前は知らない。
たぶん、どこかでも見かけたことがある花。
足元のその小さな花の存在を知ってることは、
世の中知らないことが多すぎるということと
同じくらいの価値があるのだろう。
だから、いいんだ。
でも、運転疲れたよ。
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