墨流し
はるか千年前からある
伝統芸術
水面に表れた自然の息遣いを
そのまま写し取るという
斬新なアイデアは
どんな一瞬から招かれたのだろう

zoo
きれいです。。。その一言に尽きる。
日本には、いろんな染色技術がありますが、
墨流しで見る模様は、
水面の一瞬を写し取るものなので、
まさに世界に一つ。
しかも、パイソンで☆

ZOOの使うパイソンですから、
腑の大きさがあって迫力があります。
そして、水面の染料を一瞬で写し取るには、
ベースのパイソンの表面の質が、
均等でなければなりません。

パイソンの素材自体の質が、
とても上質でなければ、
一瞬で写し取ることは困難です。
そのベースのパイソンを紙や布のように
均一に染料を写せるように加工できるということが、
色を見る以前に
先ず、すごいポイントです。

墨流しというもの、
簡単にご説明いたしますと、
水を張った浅く平らな水槽に、
墨または顔料を垂らします。
それから松脂などの油脂を垂らします。
水と油がはじきあう原理を利用します。

その水面に竹ひごなどを通らせたり、
扇であおいで風を起こしたりで、
模様をつけていきます。
今でいえば、
カフェラテアートの表面のようなもの(笑)を
作ります。

その水面に、静かに布や紙を下ろし、
水面の模様を写し取り、
静かに引き上げて乾かす。。。というもの。
着物で言えば、反物を墨流し染めするように、
パイソンを染めるんだと思います。
・・・すごい。。。

中に使用している革は、
ベジタブルフルタンニンレザー。
ファスナーはYKKエクセラ。
そして、墨流し染めのパイソン。
もう一度言います。
すごくきれい。
そして、すごく柔らかい。
墨流し染めの説明以外、
いうことないです。
ノーコメント。
すごすぎて、ノーコメントなので、
墨流しというワードの入った和歌を見つけたので(*^^*)
【春霞 なかしかよひぢ なかりせば
秋くる雁は かへらざらまし】
~春霞の中に通い路がなかったら、
秋に渡ってくる雁は北の方へ帰ることはないだろう~
というもの。
墨流しの模様を付ける時の
筋書きを『通い路』としているのと、
『はるがすみ なかしかよひじ』の中に、
墨流しという言葉を隠しているところ。。。
千年前からある伝統芸術、
万葉の世の洒落っ気が効いています。
時を超えた息遣いが、
聞こえてきそうです。
とてもきれいで、
面白い。
【問】
●創作屋
延岡市安賀多町3-6-6 赤松ビル1F
0982-33-6659
◇HP:sosakuya.com
【創作屋】




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