私は、持ち物が少ないのに、
大きめのバッグを持つことが多い。
バッグの中の『余白』を見ると、
バッグをきれいに使ってる気がしてホッとする。
革の『落ち感』や『しなり具合』も、
バッグの中身が少なく、
きれいに使ってるからこそ、
『バッグがきれいに映る』んだと思ってる。
それが私の『バッグの色香』です。

B.stuff
ふっくらとした空気感のある、
柔らかく肌触りのいい牛革。
本体からハンドルへのアプローチラインと、
ちょっと横長なデザインが、
シンプルながらにアプローチしてるところかな(*^^*)

この大きさにもかかわらず、
継ぎ目を入れない革の使い方をしています。
上質な傷のない革を、
型押しや着色で元々の傷などを隠さず、
贅沢に使っているんです。
こういった革の取り方をしてるものは、
案外少ないです。
気を付けて見てみてください。

何気ないものに、特別な部分があると、
本質をチラ見したようで、
語弊があるかもしれませんが、
色気を感じることがります。
私の尊敬するバイヤーさんも、
デザイナーさんも、メーカーさんも、
そのようなことを言います。
モノには『色』がないと、だめなんだ。 と。
もちろん、『色』とは色気・色香のことで、
カラーじゃありません。
これを語りだすと、私は止まらなくなるので、
ほんの一部分を申し上げますと、
『革』は鏡のようなもので、
汚く使えば、汚く映る。
きれいに使えば、きれいに映る。
同じ経年変化でも、
汚く変化するか、きれいに変化するかは、
自分次第。
『革』のせいじゃない。
いい『革』は、必ず育つ。
レディに育てるのは自分自身。
30代後半、40歳を迎えようとした頃から、
モノの使い方・所作を考えるようになりました。
それまでは、モノによっては雑に使っていましたので。。。
私は、高額品はたくさん持てないし、
ケアすることにお金を使いたくありません。
日頃の行いと使い方を少し気を付ける程度で十分。
と、今は思っています。
あと数年後・・・50を迎えるころには、
私らしい色香を持ち備えていられるといいんですけど☆
モノから教わることは、
本当に多い。
だから、きちんと選んで、
大事にしたいんです。
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