≪ OVERDYE * オーバーダイ ≫
ヴィンテージ感をより一層引き立たせるために、
元の色の上から更に染める技法。。。
ウォッシュ加工やダメージ加工よりも、
よりリアルに古めかしさを感じられます。
このオーバーダイ加工されたバッグ達、
『オーバーダイ』を『ヴィンテージダイ』というのもわかる。
ずっと受け継がれてきたものが側にいる感じがします。

moquip
素上げのヌメ革をと黒のガルーシャで作ったものを、
オーバーダイ加工した後、
ところどころにアタリをつけて(焦がし加工)仕上げてます。
革の染色加工技術というものは、
知れば知るほど奥深いものがあって、
古くから変わらない部分もあれば、
いろんな工程を組み合わせることにより、
デザインのインパクトを際立たせています。

革という素材は、紙や布と大きく違って、
部分部分で肌理の細かさに違いがあります。
しかも、このような製品として形作られたものを染めるには、
肌理の違いはもちろんのこと、
デザインの作りによって
染まりやすかったり、染まりにくかったりする部分があるのです。
正直、染めてみないとわからない。
イメージ通りとはいかない。
気温も室温も関係しますし。
染め上がった色が、その革の色であり表情である。
それを、どう受け取るか?は、お好みになるのでしょうが、
私は、革と職人さんとデザイナーが『抜群の色に染めるぞ!』という
意気込みを感じられるので、
少々の色ムラがあろうが、少々形がいびつであろうが、
とても魅力を感じます。私は好きです。
更に申し上げれば、このようなベター――っと染めてないものは、
普通、もう少し『革本来のキズ』が見え隠れするものです。
上質な革でも、そういう部分が見え隠れするものです。
モキップの使う革。
それらが見当たりません。
キズの部分を避けて裁断しているのでしょうが、
本当にきれいな革を使ってある。
真摯に物づくりをしてくださる。
それらを売らせていただいてる。
感謝とともに、頭が下がります。
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