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04.10



≪ OVERDYE * オーバーダイ ≫

ヴィンテージ感をより一層引き立たせるために、
元の色の上から更に染める技法。。。

ウォッシュ加工やダメージ加工よりも、
よりリアルに古めかしさを感じられます。

このオーバーダイ加工されたバッグ達、
『オーバーダイ』を『ヴィンテージダイ』というのもわかる。

ずっと受け継がれてきたものが側にいる感じがします。




moquip

素上げのヌメ革をと黒のガルーシャで作ったものを、
オーバーダイ加工した後、
ところどころにアタリをつけて(焦がし加工)仕上げてます。

革の染色加工技術というものは、
知れば知るほど奥深いものがあって、

古くから変わらない部分もあれば、
いろんな工程を組み合わせることにより、
デザインのインパクトを際立たせています。

IMG_1489_convert_20170410171937.jpg

革という素材は、紙や布と大きく違って、
部分部分で肌理の細かさに違いがあります。

しかも、このような製品として形作られたものを染めるには、
肌理の違いはもちろんのこと、
デザインの作りによって
染まりやすかったり、染まりにくかったりする部分があるのです。

正直、染めてみないとわからない。
イメージ通りとはいかない。
気温も室温も関係しますし。

染め上がった色が、その革の色であり表情である。

それを、どう受け取るか?は、お好みになるのでしょうが、
私は、革と職人さんとデザイナーが『抜群の色に染めるぞ!』という
意気込みを感じられるので、

少々の色ムラがあろうが、少々形がいびつであろうが、
とても魅力を感じます。私は好きです。

更に申し上げれば、このようなベター――っと染めてないものは、
普通、もう少し『革本来のキズ』が見え隠れするものです。
上質な革でも、そういう部分が見え隠れするものです。

モキップの使う革。
それらが見当たりません。

キズの部分を避けて裁断しているのでしょうが、
本当にきれいな革を使ってある。

真摯に物づくりをしてくださる。
それらを売らせていただいてる。
感謝とともに、頭が下がります。





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創作屋(延岡市)のブログです(*^^*)素敵なバッグやアイテムをご紹介させていただきます。お店もブログも楽しんでいただけると嬉しいです。

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